【メッセージ】

私が介護の仕事を始めようと思ったきっかけは、ある祖母の言葉と、ある同級生との出会いでした。
祖母からは常々、どんな困難(障害)を抱えていようとも、みんなと同じように接することが大事だと教えてくれていました。
私が小学生の頃、重度障害を抱える同級生がおり、その同級生の家に遊びに行った時に、祖母の教えを守り、障害のあるなし関係なくその子と接していたところ、その子の母親が「ありがとう、ありがとう」と何度も泣いてお礼を言ってくれたことに、子ども心ながらとても喜びを感じました。
祖母は私と血縁関係はなかったものの、日々の生活の中で大事なことを教え育ててくれました。だからこそ、今度は祖母から教えてもらった大事なことを胸に、私自身が誰かの役に立つことがしたいと思いました。

また、福祉施設等の現場で働いているだけではなく、行政の制度や、仕組みも学びたくなり、一度、介護業界から離れ、厚生労働省大臣官房総務課で行政の仕事にも関わりました。
国の様々な政策や、行政の仕組みを理解し、国民の皆様のために奉仕をしてまいりました。その奉仕の心を今度は、直接みなさまの介護や、保育に生かせるように頑張りたいと思います。